手抜きもまたありのままの食

 明日までに仕上げたい仕事があり、しかもお米は月曜に届くのに米櫃の中がすでに寂しい感じ。こうなると料理するモチベーションは下がる。だから今日のごはんははっきり言って簡単手抜き系メニューである。
 こういう日は「写真撮らなくていいや」、「ブログさぼっちゃえ」と思いがちだが、そんな日も食べることは休めない。だったらこういう食も、いやこういう食だからこそ、記録する価値があるし、考察する価値がある。先日の「まかなう」イベントでも、モコメシが「まかなうってクリエイティブなことというより、「なんとかする」そんな感じ」と表現していてそう思ったし、それより前にそれを実感したのはこの本を読んだとき。

チクタク食卓〈上〉

チクタク食卓〈上〉

チクタク食卓〈下〉

チクタク食卓〈下〉

 料理家の高山なおみさんが、ある1年の食卓を記録し、ときにはレシピを書いた本。本当に毎日、サッポロ一番を食べた日やスーパーで買ったコロッケのような日も、基本的に写真付きで(撮り忘れ!という日もきちんとそう書いてある)載っている。料理家という食のプロでありながら、取り繕わずに食べたものすべてを見せていて、高山さんの「食べる」ということに対するドンとした構えのようなものを感じる。
 最新号のうかたまでの高山さんのインタビューでも

「料理って決してきれいで素晴らしいだけじゃない」「(略)そんな“残酷”なところも含めての“食べること”を伝えたいんです」

と語られていて、そういう覚悟こそプロという風にも思える。私も別の領域で食のプロを目指しているのだから、食まるごとをみていきたい。

うかたま 2010年 10月号 [雑誌]

うかたま 2010年 10月号 [雑誌]

  • 朝ごはん

 朝は毎日、息子のおこぼれをついばんでいる感じ…

  • 昼ごはん

    • 豚肉とれんこんの炒め煮
    • ささみのチーズ巻き
    • ごはん
    • 巨峰

 適当に詰めたらばっちり寄ってしまった弁当。写真撮るのやめようと思ったけど、上に書いたように思って撮影。でもやっぱりおいしそうじゃないな…

  • 夕ごはん

    • めんたいこ納豆パスタ(私)
    • ミートソーススパゲティ(息子)

 米が不足気味、忙しめで余裕なし…というわけでパスタと相なる。私は市販のミートソースの「ザ・市販」な味が好きじゃないけど、息子は何も言わずにペロッと食べた。
 こういう日に限って夫が帰宅後(24時くらい)に家で夕飯を食べたので、夫もめんたいこパスタ。おなかが空いていると言って、アメリカンドッグも買ってきていて、さらに豚肉とれんこんの炒め煮も出した。すごく脈絡ないメニューだ…