いもうと民宿(2月5日の日記)

 夫のインフルエンザ発症でバタバタしたが、予定通り妹に息子を託して大学で作業。なかなか思い通りに作業が進まないが、計画の見直し・修正ができたのはよかった。私に足りないのは「問題を直視して早めに手を打つ」こと。結果としていつもギリギリに焦ることになる。現に博士論文についても、今年1年焦ることになってしまっているのであった…。

 夜は自宅で夫の夕食だけ用意して、妹宅に泊まる。妹の「半分仕事」なお出かけについていった息子は、素行がだいぶ悪かったようで悩ましい。訪問先の同年代の子たちが遊びに誘ってくれてるのに、ネガティブワード連発だったとか。帰り際にそこのおうちのお父さんが「まだ開いてないんだね」って声をかけてくれたそうだけど、まさにそうだ。彼は「開いてない」、よのなかに対して。

 こどもには一人一人の性質があって、みんながほがらかで明るく育つのかっていうと、そうもいかないとは思う。でも持っている性質が内気だろうが理屈っぽかろうが、よのなかに対するスタンスが開いているって大事なんじゃないかなあ(明るいふりして閉じてるってのもあるしね)。

 「開く」タイミングは人それぞれだと思うから、急かしたり焦ったりはよくないけど、開ける方向にもっていく努力はしていかなきゃいけないな。少なくとも、息子のネガティブワードは、自暴自棄なときの私の素行をみてのことだと思うので、そこは気をつけていこう。

 妹とこういう話をして、重いお泊りだったかというとそうでもなく、ごはんはおいしかったし、なんだか気分が入れ換わった。平安貴族の「方違え」みたいでよかったです。