健康は偉大なり‐鼻風邪顛末記2‐
ちょっと間があきましたが、鼻風邪顛末記の続きです。9日(土)をDVD2本とNHKのアニメたち(「メジャー」と「獣の奏者エリン」、この2つのアニメは結構おもしろい)で乗り切ったものの、日曜日をどう過ごすかで困ったところから。
もともと日曜日は、午後に大学であるシンポジウムに行きたくて、弟にシッターを頼んでいました。夫は「仕事かも」とギリギリまで予定が定まらないことが多く、それでは逃したくない機会の場合こころもとなさすぎるので、大学4年生の弟に出動要請するのです。
結局、熱も下がらない、しんどいということでシンポジウムは泣く泣く諦め、弟には来てもらって、息子を外に連れ出してもらいました。シンポジウム参加だった場合、預かりが長時間になることを念頭に遠出を計画してくれていて(遠くに出かければ、移動があるのでずっと遊び続けなくてよくて間が持つ)、所沢の航空公園まで行ってきてくれました。2人が出掛けて、夫も用事で外出した午後はとにかく寝まくり。でも午後には熱が39度近くまで上がって…しんどい…。
みんな17時過ぎに帰宅して、ここからがこの日の大イベント、息子の誕生日祝いです。14日が誕生日の息子、平日だと家族が揃わないので日曜日にお祝いをすることにしていたのでした。息子からのごちそうリクエストが「ラーメンか、お好み焼きか、(鮭の)ちゃんちゃん焼き」で、家で同行できる状況ではなかったので、近所のお好み焼き店を予約、私は市販の鎮痛・解熱剤を飲んで、頭痛と熱を抑えて出かけました。
お好み焼き屋は、味も色々、鉄板で見事に焼いてくれるダシ巻き玉子なんかもあったのですが…なんの味もせず。ひたすらモサモサと咀嚼するのみで悲しかったです。ああ、匂いと味が恋しい…。
お祝いの詳細は別エントリでそのうち書くとして、明けて月曜日。息子は夫に送ってもらい、この日にあった研究室の行事、
- 新学期ゼミガイダンス
- 教授・準教授との研究相談
- 研究室ミーティング(今年度から月イチで開催)
- 新入生歓迎会
を全部諦めて、息子の初ファミサポさん迎えもキャンセルして、ひたすら横になっていました。でも頭痛も鼻水も熱も改善せず、息子を迎えに行く前に耳鼻科に行くと、土・日と家事や用事をこなすために解熱・鎮痛剤を飲んだのも治りを遅くした様子。それまでと別の抗生物質や漢方薬をもらい、「解熱・鎮痛剤を飲まなければ治るよ」などと言われて帰宅。
夕食はレトルトカレーを温めるだけと省エネしました。それでも頭痛が激しく、「痛いよ〜痛いよ〜」とうめきながら家事をこなす始末。言ってもどうにもならないが、言わずにやってられるか、という心境。カレーも味がしない。あんなに匂いのある食べ物なのに、どうなったらこうも鼻が利かなくなるのか?
さらに翌日、14日(火)。頭・鼻・熱3点セットは治まらず。息子を保育園に送って帰る道も、頭が痛すぎてそっとしか歩けない。あまりに治らないし、息子の誕生日当日に具合が悪い自分が情けなく、ついに泣けてきた。「しんどい〜治らない〜」という感じ。
昼の時点で、まだ38度台の熱があり、頭も痛く、この日までの経験で午後は悪化すると分かっていたので、弟についに緊急電話。息子の迎えと夕食調達+もろもろを請け負ってくれることに。
この午後、ちょっと寒気がしたので「寒く感じたら飲んで」と言われていた漢方を飲んだら、わーっと体が熱くなって汗も出たのです。それをきっかけにわずかだけれども明らかにこれまでと違う方向に体調が向かい、息子たちが返ってくる頃にはちょっと気分もよくなりました。
そして弟が息子を迎え、保育園近くのとんかつ屋のとんかつ弁当を買って帰ってきて開口一番、「家、荒れてるね・・・」。そうです、皿洗いとかちょっとした片付けとかが本当にできなかった数日でした。
まあ、それは仕方なしと割り切って、味噌汁だけ弟に作ってもらい(具材の切り方が私と違っておもしろかった)、とんかつ弁当を食べる。
…あ、ちょっととんかつの匂いがする!よかった!治ってきた!味噌汁の味もする!このとき、本当に嬉しかったです。
結果的にこの夜はまあまあの体調で前日ほど辛くなかったのですが、それでも弟が迎えをして、ちょっと皿を洗ってくれたり、息子と遊んでくれたりしたのが本当に助かりました。私の気分としても、息子と2人よりよほど安心感がありました。弟よ、ありがとう。
この夜以降、体調は快方に向かい、翌日からなんとか大学には行けるようになりました。