大事な一年


 学会だ、新年度だ、義父の還暦祝いだ…とバタバタしていたら、10日以上更新が滞ってしまいました。本年度もよろしくお付き合いください。
 今日から息子の登園時間を7時半にし、8時半には大学で仕事に着手できるようにしました。これまで朝が遅かったので、朝の時間が2時間増えた計算です。
 この1ヶ月ほど、オーバードクターになるにも関わらず研究が全然進んでいない自分の身の振り方について、いろいろ考えていました。
 今すぐにでも就職するか、あと2年がんばって博士号を取るか。がんばるにしても2年で足りるのか。博士号を取れたとして、その先どういう仕事がしたいのか。
 これ!という結論は結局出ず、唯一分かったのは「ケリ」をつけないと前に進めない、ということ。研究に力を注ぎきれずにきたから、どちらの結論も出ないのです。(ふつうは力を注ぎきれていないという時点で「適性なし」と判断するのかもしれませんが…ここは性格なので仕方ない、と今回は思うことにしました。)
 というわけで、とにかく今年は一生懸命研究してみます。それで1年後に「もう無理」と思うか「十分やりきったからもういいや」と思うか「もっとがんばるぞ」と思うか、それは分かりませんが、少なくともその判断ができる、つまり「ケリ」がついたと思える状態は作り出したいと考えています。
 その一方で、この先の仕事についてもリサーチを進めようと思います。しばらく考えていて、私は別に研究職にこだわらないなあと思ったので、広くアンテナを張って、これならやりたい!できる!という仕事は何なのか、自分は仕事に何を求めているのかを考えておこうというわけです。
 毎年毎年、「今年こそは」と言っては空振りしている情けない私ですが、今年は本当に待ったなし。某OBに先日こう言われました。「1年後に「確からしさ」が少しでも増しているように動いていかないと」。いろいろな答えがそう簡単にでるとは思いませんが、自分なりの「確からしさ」を高めるために頑張ろうと思います。